【経験談vol.04】遂にうつ状態の診断。限界が表面化した新卒三年目の秋

いよいよこの振り返りもクライマックス。今回とあと1回で経験談は全て出し切ると思います。

次次回でうつ状態の時から現在に至るまでで思考変化や環境の変化をどうやってきたのかをお話しします。

楽しいことが楽しくない

9月ごろから徐々に「これまで楽しめてたことが楽しくない」「人との会話疲れる」「笑顔は意識して作ろうとしないとずっと無表情」

上司やその周辺からの圧、相談できる相手がいない、自分責めはする。

カラオケに行っても、ギターを弾いても、カメラ持ってお出かけしても、そのほんの一瞬だけ。楽しいと思えたのは。

うつ状態になってきている根本的なことを解決できてないですからね。対症療法で一時的なことだけじゃ厳しいです。

友達の誘いも何かと理由をつけて断り始めました。そんなことをしている自分にまた怒りと悔しさが出てきて自分責めも、、、

マイナス思考でネガティブな自分が出来上がる

そんなこんなで、

  • 自宅に帰る時間をわざと遅らせる
  • 仕事中とんでもなく眠気がありトイレで仮眠
  • 帰りの電車を何本も見送り椅子に座ってぼーっとする
  • 帰宅した時点では平静を装うため無理やり激しい音楽でテンション上げようとする
  • 帰宅後即寝、とにかく眠い状態が慢性化し出す

何気ない帰り道での涙で限界を知る

10月ごろだったと思います。会社からの帰り道、突然涙が出ました。

緊急事態です。「これはいよいよヤバいんだな自分」と自覚をし、

少し前々から気にはなっていた心療内科を探すことになります。

職場での作業も、無気力な状態が続き、集中力というものが全くと言って良いほどなくなってました。

病院探しが意外と難航

精神科、心療内科が予約制だなんて知らなかった〜

というのが最初の感想。耳鼻科感覚で行ったら順番に受けれるもんだと楽観視してましたが
歯医者のようなシステムでした。

予約必須だとわかり、しかもどの病院も数ヶ月先まで予約でいっぱい、、、

初診の人が入る余地がなくて、絶望。

それでももう、考えて時間を無駄にしてる状況でも自分が無く、必死で探しました。

いくつも電話をかけた中でようやく、日曜でも診療をしていて、すぐに受けれそうなところに巡り合います。

最短、最速での受診予約をしいざ心療内科へ。

初めての心療内科で感じた「安心感」

先生に話した内容は正直覚えていません。

ただただ話を聞いてくれてる状況の中で、段々と感情が溢れて泣きながら話したことだけ覚えてます。

ある程度話終わると、これまでずっしりと背負っていた何かから解放されて心が楽になった記憶。

「とにかく悩みやモヤモヤを話す」「それをただただ寄り添って聞いてくれる」「否定なく聞いてくれる」

これがこんなにも”安心感”に繋がるんだなと後々感じた出来事でした。

モヤモヤを吐き出すために紙に書いてみようとか〇〇のワークをやってみようとかよく言われますけど
この”話す”ということで実体験から理解をしたような気がしました。

ジャーナリングなどを勧めたりするのも根本はこの経験ですね。

いよいよ退職へのカウントダウン始まる

心療内科では、うつ状態が確実にあること、このままだとうつ病にもなりかねないことを警告されました。

この診断を持って、シェアメイト(ここまで書いてなかったですが当時シェアハウスしてました)⇨会社⇨家族の順で報告。

ちなみに上司からは

「そんなことになってたんや。それは辛かろうけど、まあ社内でも薬飲みながらがんばりよる人もおるからねぇ」と。

この時点である程度僕の中では「退職する」が思考の多くを占めてました。

すでに上司が普段の僕に対する対応は「諦め」「期待なし」のような感じではありましたし会話も減っていました。

うつ状態だからと言って対応が特段大きく変化することはありませんでした。そして、しっかりと出勤できていた最後の月、11月を迎えることになります。