うつ状態から抜け出すために取り組んできた方法

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暖かくなってはきましたが、気温差が激しかったり気候に身体がまだ追いつかずにキツイ日々を過ごしている方もいるかと思います。

無理はせずに、きつい時は1時間だけでもいいのでゆっくり自分の時間を作れるようにできると良いですね。

はい!ということで、今回の記事は「うつ状態の当時を振り返った」記事をもとに、

僕が当時→現在でどのような変化をしてきたのか、現在苦しんでる人へのちょっとしたアドバイス、などを書いていければと思います。

⬇︎これまでの経験談記事はこちら⬇︎

うつ状態とうつ病の違い

同じようで同じではないこと2つの言葉。

うつ状態:簡単に言えば「うつ病」の手前の症状。気分の落ち込みもあるし、頭が常にぼーっとして集中力もなく、無気力状態などが慢性的に続く。
ここで病院に行くなり回復にしっかり時間を使うなりして対策が打てれば悪化を予防できるはず。

うつ病:「うつ状態」が悪化した状態。1日中気分が落ちたり、何もやる気がなく楽しめないし眠れないしなどなど”生活にとんでもない支障”をきたしているイメージ。

僕がなっていたのはうつ病手前うつ状態。うつ病にまでなっていたらおそらく治るまでにもっと時間を要していたかも知れません。

うつ状態になってしまった原因

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Photo by Melanie Wupperman on Pexels.com

ここからは、当時気づいていなかったけど
今考えればうつ状態になって精神的にキツくなってもおかしくはない状況だったよね
ってことを書いていきます。

これまで積み重ねてきた”思考のクセ”

親や周囲からよくこんなことを言われていました。何かに挑戦する時

「それはやめとき。〇〇(=こじつけた理由)で失敗するから。」
「できるわけがないでしょ。まあ…やってみてもいいけどさ(笑)」
「遅いねぇ。」「弱いねぇ」「臨機応変さが足りない」

プラスの声かけよりもマイナスの声かけが多かったです。そんな中で育ったので、僕も脳内で流れる言葉はマイナスなものばかり。「不安」「我慢」「諦め(自分が引けば平和に終わる、など)」

そしてこれらがいつの間にか”当たり前”にもなっていました。マイナス思考のくせにも気づかずに日々を過ごしてしまってました。なんなら、無理やりプラスな言葉を言われると不満に思ってました。

安心安全とは程遠い”職場環境”

就職前からマイナスの言葉のシャワーに慣れていた僕は、就職後、”愛想笑い”という技を都度出せるようになってました。

自分の意見は言えず、いいなりになる→自分で考えろと言われる→考えを言ってみる→ズレてるしよくわからないと言われる→自分の意見出すのが怖くなる

モヤモヤを吐き出す場所がなかった

話す、書き出す、とにかく脳内だけでただ考えてモヤモヤしてる状態は良くないです。考えることはたくさん入っているのに外に吐き出さないのは、ご飯を毎食食べているのにトイレに1回も行かないぐらい危ない。

そんな状態に僕はなってしまってました。自分でなんとかするんだ、と言い聞かせながら。

でも一番は、吐き出す場所を探せなかったこと。

考え方の変化で少しずつ楽に

事実と解釈について

事実は変えられないもの。解釈は視点を変えればいくらでも変えられるもの。

僕らはよく、事実ではないものに目がいきます。そして物事のマイナス面だけをみて落ち込んだりイライラしてしまったり。

「(事実)また失敗した。 (解釈)やっぱり僕は何もできることがない。」

解釈は自分次第でプラスにもマイナスにもなる。

マイナスは”無意識”、プラスは”意識”

さらに言えば、マイナス面は意識せずとも自然と目につきやすいですが、プラス面は意識したり癖づけてないとなかなか目につきません。これは人間が原子時代の頃から潜在的に「危険から身を守るためにリスクを考える。マイナス面を考えることで強敵から身を守る」のが染み付いてるから。

大丈夫、プラス思考はセンスでも潜在的な性格でもありません。少しずつでも「できた!」などの成功体験や「マイナス面ばかりだけど、強いていうとしたらプラス面はなんだろう」という癖づけから始めてみましょう。

自分の特徴を知る

あとは、「自分の性格」「調子の波」「落ち込むポイント」など自分を知ることも大切です。

自分自身のメンタルを自分で安定させていけるとと生きやすさがアップします。

これをすることで僕は、もし不調になってもフラットな状態に戻す時間を短くすることができています。

あとは、自分でなんとかできる、メンタルがやられてる現状に不安はない、と思えるようにもなってきました。

周辺環境の変化でも少しずつ楽に

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Photo by Dom J on Pexels.com

否定的な人との関わり方

基本、関わらないようにしています。ただ、どうしたって仕事で関わりを持つことになる可能性は当然あります。

その時のポイントとしては1歩引いた感じでその否定的な人のことを見る、です。

「この人はなぜこんなに否定から入るんだろう?」「何かきっかけがあったんだろか」「 もしかして自分よりも優秀な人に嫉妬してるからか、、、!?」

みたいに、否定された事実に目を向けずに俯瞰してその状況を見てみる、をやってみると案外相手の考え方とかが気になってくるかも。

常識を押し付けてくる人との関わり方

否定的な人と対応は基本一緒です。相手がなぜ常識に縛られているのか。常識をわざわざ押し付けてくるのはどんな考えからなのか、などを考えてみましょう。

また、経験として上司からの「お前はどこに行っても通用しない。だって3年もこの会社で働いていないんだから」という言葉。

これはあくまで上司の常識。上司がこれまでの人生で培った常識です。「この人はそういう常識や考えを持っているんだー。ふーん。」ぐらいのスタンスでOKです。

応援してくれる人は必ずいる

私たちの周囲の人たち、友達、親友、家族、知り合い、同僚、、、、

その中の2割は何があっても応援してくれたり、励ましてくれたりしてくれる人たちだと言われています。
苦しい時も楽しい時もいつも通りに接してくれる人たち。

逆にもう2割は、どうしたって仲良くなれない。無理に仲良くなろうとしても生理的に合わない。

残り4割は、自分の状況に合わせてや都合に合わせて良くも悪くもなる人たち。(自分の状況がいい時は近寄って仲良くなってるけど、何か自分が変化したことで離れる可能性も秘めてる人たちですね。)決して悪い人たちというわけではないですが。

どうでしょう、これを聞くと少し楽になりません?

否定してくる人ばかりではないですよ。批判的な人がいるということは、逆に応援してくれる肯定してくれる人たちも同じ数ぐらいいるということ。周りにそんな人いないという方は、まだ出会ってないだけだと思っていつか出会うまでのお楽しみだと思っておきましょう。

コーチング・カウンセリング提供の原点

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Photo by Pixabay on Pexels.com

僕は今コーチング・カウンセリングを学びながらも有料のクライアントさん数名にサービスを提供させていただいています。

これまでの経験談、この記事、どれも今の自分の仕事につながる原点となっているんです。

ここ2、3年はすごく自分を知る機会にも恵まれて僕がいい方向に変化していることに加えて、クライアントさんの変化もいい方に向かっているので、僕の本音は

否定のない、失敗を笑わない、挑戦を応援してくれる優しい世界が拡がれば

うつ状態とか精神疾患で悩む人たちも少なくなるんじゃないかなーと思います。

僕は今、個人事業主にもなって、応援してもらえる人も増えて、思考の癖なんかもプラスに意識が向いてきています。

少しでも僕のサポートで、挑戦を応援する存在で、いろんな人にもっと生きやすくなってもらえたらこんな嬉しいことはないと思います。