派遣社員時代に気づいたチームの雰囲気の大切さ

balance macro ocean pebbles

最近は頭が重い日が続きます。これは最近の悪天候のせいかもしくは食生活の乱れのせいか、そんなところでしょう。

以前は「なんかわからんけどやる気出ない」「きついなー。体力落ちてるんかなー」なんて感じで原因をある程度の特定もできずにいましたが自分を知ることで少しずつ対処法の選択肢が出てきたおかげでだいぶ改善。

自分を知るって、いろんなところで効果発揮ですね。

さて、今回はそんな自分を知る、に関係するお話しです。①うつで退職→②制作会社退職→③工場の派遣で仕事→、、、、

の③のところでのことです。

当初はストレス溜めないように「最低限」を意識

以前の経験談を読んだ方であればわかると伝わると思いますが、新卒入社から散々な苦しみようでキツかった時代がありました。その後の紆余曲折を経て工場で1年間働くことに。

当初は、自ら意識的に心を閉ざして「嫌な人たちばかりでまたうつ状態になったりしたら、、、。よし、最低限のコミュニケーションでやっていこう。どうせ派遣だし。どうせ仕事できなくて怒られてすぐ辞める。」

というスタンスでした。うつ状態の頃に培われた”仕事”に対しるイメージがかなり悪く、僕自身とにかく人とあまり関わらないでおこう、思っていました。

ただ、退職時には「なんだか、辞めるのは名残惜しいなぁ。楽しい職場だった」と入った当時とは真逆の状態に。

スタートは不安ばかり

これまでもチームで動くこと、は前職などで経験してきました。そして今回の派遣での仕事内容も五人ほどのチームで動いていく構図。

「いずれ何もできないのがバレて怒られるんだろうぁ。自信ない。」と最初の数週間はチーム内の雑用的なこと(今後チーム内での1つの役割を担う準備段階)をしながら考えてましたね。

これまでチームでやることの自分のネガティブイメージとして

  • 1回聞いたことは覚えなきゃいけない(怒られる)
  • 2度も3度も同じことを聞くとみんなから飽きられてしまう
  • 自分は覚えが悪くて周りに迷惑ばかりかけている

など相変わらずな感じでした。

実はそうでもないのかも?

ただその不安とは裏腹に、

  • マニュアルが細かくある
  • 失敗しても助け合う
  • 「なぜ?」で問い詰めず「どうしたら?」で一緒に考えてくれる
  • 失敗→改善→失敗→改善、、、で少しずつできることが増えてきた

なんだか不思議な感覚でした。

これまでなら、2度目の失敗の時点で「一方的なアドバイス」「必要のないみんなの前での説教」「信用の失墜」なんかがあったので。

最初はチームのみんなの発言に半信半疑でしたが、徐々に「あれ?もしかして和やかなムードで仕事進められてる?」「助け合うってこういうことか」「マニュアルって大事なんだな」

と”残業は多いのにストレス少なく楽しい職場”へとイメージが変化していきました。

得意が活かせて、ただの雑用から必要とされる人へ

時折PCへの作業入力があったんですが、ここは僕が一番詳しく小さな感謝をされることもありました。

また、雑用の時に何度も同じ流れを繰り返したことにより「事前準備の速さ」も出てきました。同じく、「自分に今の浅い経験でできることって何があるんだろうか」というふうな思考になっていたのもよかったかなと思います、

1つのものを任された時にもこれまた同じことを繰り返して余裕が出てきた頃、自分なりに「もっと早く終わらせるために効率良くできないだろうか」と考えることも出てきました。

これらは、ひとえにチームリーダーの「せっかく一緒のチームになったんだからみんながストレスなく進められるチームに」というような意識で僕たちに接してくれていたからかなと思います。

派遣として入って半年ぐらいで、〇〇の作成作業といえばたかろー(本名は伏せます)、というイメージがつき、それまでに僕がメモしていたこと、他のベテランの人から教えてもらったことがチーム内でも役に立ちました。

都合によりリーダーが僕の箇所を担当することもありましたが、その時に僕の知識を頼ってくれたのは自信をつけるには十分な出来事でした。

「僕は今役に立っている」「メモを見返さずともある程度答えられている」「後に入ってきた人にその人に合ったペースを維持しつつ納期も確認しつつ教えることができている」

できることが増えて、自分の人生においても「成功体験」が増えました。

社会人になってから初めて感じた居心地のいい職場

本当に居心地がよかったです。作業と休憩のメリハリがありつつ、冗談も言い合いつつ、和やかに仕事ができました。

最初はあんなに心を閉ざして、昼食や休み時間も一人で(近づくなオーラがすごかったはず笑)過ごしてましたがもはやそんな影も見えず。

「素直な自分」を徐々に出せるようになったのは、その場が安心安全な場所だったからだと思います。自分の意見を言っても否定されない、馬鹿にされることもない。

プライベートだけじゃなく、仕事の居場所も自分に合ったところがあるんだろうなと感じています。

初の円満退職で、自分の今後も応援して見送ってくれた

新卒の会社、その次の会社、どちらも退職時には関係が悪化していたため後味の悪い退職でした。

それだけに、この派遣でのたった1年だったけども円満に退職ができたことがとても嬉しく、心の底から感謝の気持ちもありました。

普段はなかなか話すことがない課長さんもわざわざ現場まできて話を聞いてくれたり、、、

今後フリーランスとしてやっていこうとしている自分のことを応援してくれたり、同じチームのメンバーも「たかろーならどこで何をやってもうまくやっていけそう!頑張ってね!」と。

この1年間は「仕事=苦しい」を「仕事=楽しい」にイメージを変えさせてくれた日々でもありました。本当に深夜まで残業の時とかもあったけど、、、笑