マニュアルモード(M)で撮影するときに知っておきたい3つの設定

カメラのマニュアル操作は、色々数値があってどれを調整すれば良いか分かりづらいですよね?

僕も最初の頃は難しくてなかなかてこづりました。

基本的に、どの設定も共通して、光の入ってくる量を調整できる

撮影する上でも重要になってくる、光量。
明るさの調整は、今から説明する「シャッタースピード」「絞り・F値」「ISO感度」のどれでもできます。

ただ、それぞれ光の調整だけではなく他の特徴もあるので、うまく組み合わせて行くことで撮影技術も向上していきます。

シャッタースピードの調整

赤枠で囲っているところが、シャッタースピードです。この画像の場合は、「1/125秒」です。
1秒、1/2秒・・・1/500秒・・・1/1000秒・・・という感じで、細かく値を変更できます。

1秒や2秒というように上がって行くとシャッタースピードが遅くなります。遅いと、光をたくさん吸収できるので明るくなるんですが、動いてる被写体を撮ろうとした時にブレが出やすくなります。

1/500、1/1000というように分母だけが上がって行くと、シャッタースピードが早くなります。早いと、光をたくさん吸収する時間がないため暗くなりますが、動いてる被写体を撮る場合は止まって写すことができブレが出ません。

絞り、F値

絞りを変更することで、光の吸収度合いとボケ具合を変更することができます。

写真でみると、赤枠で囲っている「F1.8」の部分ですね。

F値が1.8など小さければ小さいほど、一点にピントが合いその周りはボケ味が出てきます。ポートレート撮影や花など一つのものを撮るときにぴったりです。

F値の小ささの限界はレンズによっても違うので、自分の今持ってるレンズのF値がどこからどこまで設定できるのか確認して見ましょう。

逆にF8.0やF10、F15など、どんどん上がれば上がるほどボケ味は少なくなり、全体的にピントが合います。景色やたくさんの人を一度に撮るときなどはF値を上げましょう。

ISO感度

光の入る量を電気信号によって増幅させます。
夜の撮影や太陽光がめちゃくちゃ強い屋外など場所によって変更することで、撮影範囲も広がります。

100〜12800(上限はカメラによって違ってきます)のように幅広いです。

ただ、気をつけてもらいたいのが、ISOをあげると明るくなる代わりにノイズが乗りやすくなります。撮影した画像をみるとわかるんですが、ざらつきが多かったりするので、ISOを高くすれば高くするだけ良いというものでもありません。

高性能なレンズであれば、ISOを6400などに上げてもノイズが乗りにくい場合もあります。

撮りながら覚えて行くのが一番の近道

数値をずっと見てネットや本で調べるのも悪くないですが、覚える一番の近道は撮りながら慣れて行くことです。撮る場所や撮るものにもよって色々数値の調整は変わってきますし、自分好みもあるので。