「完璧に」は自分を苦しめることにつながってしまう

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完璧に、、、

自分が納得いくまで、、、

何かを作成するときや自分で考えてるときなどなど「完璧」を目指そうとしていることはないでしょうか?

でも、そもそも「完璧を目指す」とは誰にとっての「完璧」なのか。「完璧にする」ことの負の連鎖を今回紹介できればと思います。

「完璧主義」は自分を苦しめる

そうはいっても自分が納得できないと意味がないと思ってる人もいることでしょう。

ただ、「完璧」を求めて常に行動してしまっていると心身ともに疲弊してしまいます。

僕自身

  • 人に見せる資料は細かく書かないといけない
  • 読書は一言一句しっかり全ページ読む
  • 意見はまとまっていないと言ってはだめ

これら全てどうなったか、、、

途中まではよかったんです、ただ挫折しました。最後まで最後まで行ったためしがありません。

なんなら資料作成とかは、細かく作成→1スライドずつ完璧に作成→上司からの期限に間に合わない→怒られる
この流れを何度も繰り返してました。そして終いには「自分は資料作成もろくにできない」と自信をなくす。

自分の100%は相手の100%とは限らない

ここで1つ覚えておいてほしいのは

「どんなに自分自身が『完璧!』と思って作成したものや意見があったとしても、伝わる相手や周囲などの受け取り手にとっては必ずしも『完璧』ではない」

ということ。

苦労して(自分としては)100%で完成させても手直しが発生したり、、、、実はキリがないものなんです。

じゃあどうすれば良いのか

資料作成の場合

自分で作成80%、周りのフィードバックで残りの20%を補う。

ぐらいの気持ちが大切です。

割合をよりもっと把握するには、一旦100%がどんな状態かを書き出してみましょう。

そこから80%のラインってどこだろう?というのを考えていきます。

そのラインが見えれば一旦そこまで作業をしていきます。

ここでもう1つ重要な軸が「時間」です。もちろん80%に到達するために作業をしていくんですけど

会社とかだと作成の期限が一般的に決められてるはずです。なのでその期限に間に合うのを大前提として動いてください。完璧に作ろうとするのは、きつい言い方をしてしまうと自己都合です。

誰に見せるための資料なのか。なにを伝えるための資料なのか。そこを考えながら、

「一旦80%に到達するかもしくは〇〇時(時間でも日にちでも)までで区切って上司に確認してもらおう」

と進めていきましょう。

読書の場合

買って満足、1ページ読んで満足、目次読んで満足

最後まで読み切った本っていくつあるでしょうか。僕はここ数年前までは読み切らずに終わる本ばかりでした。続けることが難しい性格なんだ、とも、、、

けど、考え方を変えることでサッと最後まで読むことに成功。しかも苦しまず。

意識することは、「気になる箇所だけまず読む」「順番にではなく、目次を見るところからスタート」

これでいいんです。

完璧に読みたい派のあなたはかなり違和感を覚えるでしょう。僕も最初はそうでしたが、よくよく考えてみてほしいんですが

これまで読んだ本の内容って全て覚えてますか?

はい!と答えられる人は少ないのではないでしょうか。

気になる本のタイトルだからと言って全て1度で読む必要はありません。状況によって「必要な箇所」とそうでないところがあるはずです。

一部分だけ読む→実践してみるなどであえて区切ってみましょう。

ペア読書なんかもおすすめです。

これぐらいでひとまずいっか

完璧主義の人はそんな気持ちを大事にしましょう。熱中してしまうとつい自分を見失い完璧追求してしまうと思いますが、まずは「あ、しまった今完璧にやろうとして苦しい」と言いう自分の状況に気づくだけでもすごいことです。

気づくことから少しずつ、完璧を手放していきましょう。