ギターをいざ弾こうとしても、どんなことに注意したらいいのかとか何から初めて行けばいいのか困ることもあると思います。
今回は、僕が大学時代のギターサークルで教えていた経験も踏まえて、まず覚えておきたいコードや心構えなどを教えていきます。
最低限意識しててほしいこと
難しいコードを覚えなくても曲は弾ける
弾きたい曲のコード譜を見て、「なんかアルファベットの書かれたコードがたくさん・・・」「覚えるの大変そう・・・」と感じる人もいると思います。
でも、安心してください。基本的に覚えて置いたほうが良いコードは、限られています。
その基本のコードから、指を一つ抜かしたコードや指を一つずらしたコードなど派生して使われているものも結構あります。なので、とにかく基本となるところをしっかり覚えれば大丈夫なので、身構える必要はありません。
〜基本となるコード(弾く体制の角度から見た画像を掲載しています)〜
・Em(イー マイナー)
指2本なので押さえやすく、比較的早い段階で覚えやすいコードです。
・A(エー)
これは、3本指ですが、上から順番に並んで押さえるので指の力がない最初の段階でも押さえやすいと思います。
・C(シー)
指と指が上2つのコードに比べると離れているので、ちょっとだけ苦戦するかもしれません。また、押さえる場所を間違えやすいのでまずは何番目の弦を押さえるのかしっかり形を覚えましょう。
・D(ディー)
下から3本の弦を押さえます。そこまで難しい形ではないですし、弦も6とか5限より細いので今回紹介するコードの中では比較的簡単に押さえることができるでしょう。
・G(ジー)
最初の頃は、小指が言うことを聞いてくれずに大変かと思います。Fコードほどではありませんが、僕も結構苦戦しました。このコードがしっかり押さえれるようになり始めたら指の力も徐々についてきたと思って良いです。
——-
・F(エフ)
このFコードに関しては、上記のコードができた上で練習してください。人差し指で写真のような押さえ方をするんですが、初心者が挫折をしやすい大きな関門なので。
右手のリズムは後から覚える
ギターを本当に初めて始める人が最初に悩むところが、左手で抑えるコードがわからないというのと右手のリズムがわからないこと。
ですが、難しく考えることはなくて、シンプルにまずは左手のコードを優先して覚えていってください。右手は、1小節に1回ジャラーンと上から下に弦を鳴らすだけで十分です。
物足りなさを感じるかもしれませんが、1回鳴らしながら弾いても曲として成立します。
右手のリズムをしっかり覚えるのは、左手が慣れてきてから。
一つ一つやっていかないと挫折の原因にもなります。
音がしっかりならなくてもまずは形を覚えることから
始めたての頃は、指にうまく力が入らなかったり、すぐ指先が痛くなったりして、なかなか綺麗な音が出ないと思います。
音の鳴りを気にしがちですが、ギターを始めたてで一番重要なのは、押さえるコードの形を一つでも覚えることから。形を覚えないといくら良いリズムを刻めたり音をならせても意味がありません。
練習の頻度にもよりますが、週2、3回触って練習するだけでも徐々に指先の皮が厚くなって押さえるが少し簡単になったり、コードの変更も早くなってくると思います。
まずはそこからですね。
ギターの保管には少し気を遣おう
湿度が高すぎても低すぎてもだめ
△湿度60%以上
・・フレット、弦、ペグの変色、腐食化。トップ板、木材が膨張しはじめる。
◎湿度50%
・・ギターにとってベストコンディション。
△湿度40%
・・木材、金属にに微小の変化をもたらす。
▲湿度35%
・・乾燥によるトップ板の縮小、ウェザーチェック(塗装部分のヒビ)が出来始める。
▲湿度30%
・・ギター本体、内部にひび割れが出始める。フレットの端が尖り始める。
×湿度25%
・・多くのギターにひび割れが出始める。
引用元:初心者から始めるアコギ塾
この引用文からもわかる通り、アコギの素材である木材は、湿度に合わせて縮んだり膨らんだりしています。おそらく気をつけなければいけないのは、梅雨の時と冬場。この2つの時期は、湿度が極端に高かったり低かったりすることが多いです。
大事なギターをメンテナンスすることで事前にトラブルを防ぎましょう。
湿度を気にするのが面倒なら、ケースへ収納
湿度が高くも低くもないところに・・・と言われても困りますよね。
肌感覚で高い低いはなんとなく分かっても、流石に「今ギターにちょうど良い湿度だ」という感じにはなりません笑
一番手っ取り早い方法は、使うとき以外はハードケースやソフトケースに収納しておくこと、です。
ケースの中に入れておくとさらに効果的。
ただ、そうすると新たな問題が出てきます。ケースから出すの面倒くさくなっちゃって触らなくなってくること。
しっかり管理したいなら、温湿度計を買うのもおすすめ
ケースから出すのが面倒臭くなる問題を解決したいのであれば、温湿度計をギターを置いてる部屋に一つ設置しましょう。
そして、加湿器や除湿で人工的にコントロールするのもありですね。
少し手間かかりますが、ケースにしまったギターを2度と出さなくなるよりはましかなと思います。
ギターをより楽しく弾くために色々と試してみよう
今回、よく使うコードや保管のことについて説明しましたが、他にも
【音楽】アコースティックギターの弦の種類と選ぶ時のポイントや【ギター】アコギを始めるときに最低限必要になるアイテムを紹介などもありますので、参考にしてみてください。